ふらっとスペース金剛のご紹介!
子育て支援をベースにママと子どもの笑顔をサポート!
ふらっとスペース金剛
先日からコミュニティ・パブリッシングでも販売している『ママたちを支援する。ママたちが支援する。』
その理念と活動、そして素人感あふれる前向きな姿勢に深く共感した「ふらっとスペース金剛」について、簡単にご紹介いたします!
●「ふらっと」立ち寄れて、「フラット」な関係
発足は2003年5月。最初は、子育てに悩んでいたママたちを中心に「たまには子連れでコーヒーを飲みに行きたい」「一緒に保健師さんの話を聞きたい」といった当事者の集まりでした。その中からママたちがいつでも気軽に寄れる居場所をつくりたいとの思いが生まれ、幸い拠点となる空き家も見つかって、ふらっとスペース金剛がスタートしました。「ふらっと」立ち寄れて、参加メンバー全員が「フラット」な関係という二重の意味です。
しかし、スタートしたものの毎月の家賃をはじめ、何かにつけてお金が必要となりました。いつまでも有志の懐や善意に頼るわけにもいかず、手当たり次第、行政の助成金を申請しまくることになります。NPO法人にしたのも、法人格がないと応募できない助成金が多かったからです。市役所の窓口に何度も足を運び、不慣れな企画書や書類の書き直しと提出を繰り返し、いくつかの助成金を受給して事業に取り組むことになりました。
●事業の3本柱
=子育て支援、子どもの居場所づくり、エンパワメント
その後、日常で困りごとが起こるたびに議論を重ね、その解決に向かって新しい事業をスタートさせ、徐々に事業の幅が広がっていきました。また、専従の従業員も雇用し、社会保険にも加入して、体制も整っていきました。
現在は次のような3本柱で事業を行っています。
- 子育てママを支援する!子育て支援事業
ほっとひろば/預かり保育/出張保育/一緒に子育てヘルパー/児童の安全確認業務/家庭的保育「Kotona(ことな)」 - 地域づくりを応援する!子どもの居場所づくり事業
子どもわくわく体験隊/子どもわくわく体験隊ジュニア/夏休み寺子屋/春休み寺子屋/ふらっと文庫 - 女性のエンパワメントを目指す!エンパワメント事業
できること登録/わたし時間/講座/ふらっとギャラリー/ふらっとシェアルーム
詳しくはホームページをご覧ください。
●I am OK! 私はありのままの私でいい
子育て支援事業を利用するには「利用会員」に登録するだけで、入会金や会費はいりません。利用の都度、利用料を払う方式です(ただし、運営に参加できる正会員は入会金と会費、賛助会員は会費が必要)。
現在の利用者は約600名にもなりました。もともと素人集団でしたが、右往左往しながら勉強し、挑戦を続けてきた結果、当初は思ってもいなかった規模にまで発展したというのが実際のところ。うまくいったことはわずかで、山ほどの失敗を繰り返してきたと、初代代表理事の岡本聡子さんは笑います。
ただしその間、一貫して「I am OK!」という理念を大切にしてきました。他人と比べて、あるいは、他人の目を気にして、がんばりすぎなくてもいい。たとえ「落ちこぼれのママ」であっても、「私はありのままの私でいい」という思いを込めた言葉です。実際、主だったメンバーは「落ちこぼれのママ」ばかり。だからこそ、しんどそうなときに「しんどいね」と言ってくれる仲間、困ったときに助けてくれる仲間、そんな仲間同士が支え合う居場所が必要なのです。
2017年には、大阪府から児童虐待の安全確認業務を受託し、2018年4月からは家庭的保育事業「Kotona(ことな)」を開設するなど、新たな事業への挑戦は止むことはありません。次の15年、そしてさらにその先へ、地域子育て支援拠点事業にとどまらず、さらに幅広い子育て支援事業へと挑戦していきたいと、現代表理事の廣崎祥子さんは目を輝かせて語ってくれました。
NPO法人ふらっとスペース金剛編
『ママたちを支援する。ママたちが支援する。』
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