軍国少女から
多彩な平和教育者への路

九十九年を生きた米田先生ヨネブー粷谷先生一寿先生の物語

1945年8月15日の敗戦を機に平和の尊さに目覚めた著者が、戦後、高校で平和教育に携わり、退職後は日本舞踊や社会教育の分野で、厳しくそして楽しく活動を続けた生涯の記。

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著者 粷谷こうじや 美規子
価格 2,200円(本体2,000円+税)
判型 A5判
頁数 300ページ
ISBN 978-4-88416-322-8
発売 2025年8月15日
発行 株式会社せせらぎ出版

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本書の内容
第一編 軍国主義的教育下の少女
第一章 誕生から敗戦までの教育(1925年~1945年9月)
1-1 誕生から尋常小学校卒業まで
1-2 旧制高等女学校と十五年戦争下の進路決定
1-3 旧制女子高等師範学校での戦時下の教育
1-4 敗戦(軍国主義的教育の崩壊と平和)をどう受け止めたか?
第二編 民主的学校教育
第二章 米田先生と男女共学(1945年10月~1948年3月)
2-1 敗戦直後の高等女学校と新教育の試行
2-2 男女共学と新制高等学校への移行
第三章 「ヨネブー」流教育の科学的教育への展開(1948年~1987年3月)
3-1 居候の「研究?」活動
3-2 ヨネブーの「男勝り」授業
3-3 生徒の感性と理性が動く「科学的」教育
3-4 私立女子高校医進系クラスで最後の学校授業
第三編 社会人教育(1970年代から2020年頃まで)
第四章 多彩な芸能活動の実践と伝授
4-1 「芸は身を助ける」の仕合せ?
 その1―日本舞踊
4-2 「芸は身を助ける」の仕合せ?
 その2―声楽、書道、日本画
第五章 ボランティアの教育・研究活動の果実は
『戦争を生きた女たち―証言・国防婦人会』の刊行
5-1 情報ボランティアグループを担当
5-2 情報ボランティアグループの活動
5-3 ボランティアグループの活動成果が「本」に
5-4 出版後の反響
第六章 「大人」を元気づけた社会人教育活動
6-1 日本史友の会
6-2 寝屋川「史の会」
6-3 「日本史・あしび」と岸和田建老大学(男女共学)
6-4 多様なテーマでの講演・講義行脚
第四編 九十九歳への暮らしと命
第七章 粷谷美規子・一寿の九十代
7-1 喜寿の会と米寿の会
7-2 「思い出の記」五編の執筆と「店じまい」
7-3 日本舞踊は?
7-4 身体的現状
7-5 九十九歳、白寿を迎えて
資料
1 年表:粷谷(米田)美規子の歩んだ路(1925年~2024年)
2 「もくれん」文書
3 天高新聞連載「あしかび」 第五回『だまれ、町人!』
4-A 日本の舞踊
4-B 日本舞踊の歴史年表
さようならは言わない(粷谷信三)