インド医学 チャラカ本集 改訂版・総論篇

アーユルヴェーダ3大古典のうち
最古の『チャラカ本集』翻訳本を改訂増刷

◆医学のみならず、哲学的にも倫理的にも優れた内容にあふれ、
 現代にも生き続ける世界の至宝
◆第一段にサンスクリット原文のローマ字を載せ、
 第二段には対となる日本語訳を掲載
◆旧版にあった英文を省くことで、使いやすくリーズナブルに改訂
(原文と日本語文は基本的に旧版と同じ内容です)
◆総ページ数 540ページの大作

試し読み チラシ

翻訳者 一般社団法人 日本アーユルヴェーダ学会
    『チャラカ本集』翻訳プロジェクト
価 格 16,500円(本体15,000円+税)
判 型 B5判
頁 数 540ページ
ISBN  978-4-88416-314-3
発 売 2024年11月5日
発 行 株式会社せせらぎ出版

2025年1月末までの早期購入特典

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本書の概要

本書は、第一段にサンスクリット原文のローマ字を載せ、第二段には日本語訳を載せた大作である。目次内容を見てみると、薬剤に始まり、健康法、治療の基本事項、治療の準備、疾患の種類、栄養と治療方針、飲食物に区分され、それぞれが基本事項の四章群として分けられ詳しく丁寧に解説されている。結びとして2章があり、生気(生命)が宿る領域と心臓につながる脈管群が述べられている。
健康法に関する第5章から7章の食に関する内容は多くの人にとって興味深い内容である。また、準備に関する第13 章と14 章の油剤法と発汗法、汗は生体内に取り込まれた毒物を排泄するためにも大変な役割を担っていることが最近明らかにされ、特に皮脂腺からの汗が有害金属として知られている水銀、鉛、カドミューム、砒素などの排泄に役立っている。いろんな発汗法について述べられているが、どの方法が一番皮脂腺からの汗排泄に有効か検証できないものかと願っている。ここでは適切な浄化法をどのように選択するのかが解説されている。さらに第16 章の治療に優れた医者はどのような医者を指すかなどは現在にも通じることであり日頃の診療に活かしたい内容である。
多くの困難を乗り越えて完成した『チャラカ本集 改訂版・総論篇』は、今日アーユルヴェーダ医学を学ぶ私達にとっても、またこれからアーユルヴェーダ医学を学ぶ人にとっても、その本流に触れるために、本書が寄与するところ多大であることを信じている。
(「改訂出版によせて」から抜粋、一部加筆)


主な内容

Ⅰ. 薬剤に関する四章群
 第1章 「長寿を…」の章
 第2章 「アパーマールガの種子…」の章
 第3章 「アーラグヴァダ…」の章
 第4章 「600種類の浄化剤…」の章

Ⅱ. 健康法に関する四章群
 第5章 「適量を食べる…」の章
 第6章 「人が食べた…」の章
 第7章 「生理的衝動を抑えてはいけない…」の章
 第8章 感覚機能序説の章

Ⅲ. 基本事項の訓示に関する四章群
 第9章 治療の四本柱の概略の章
 第10章 治療の四本柱の詳細の章
 第11章 3つの探求〈念願〉の章
 第12章 「ヴァータの長所と短所…」の章

Ⅳ. 準備に関する四章群
 第13章 油剤法の章
 第14章 発汗法の章
 第15章 医療用品の準備の章
 第16章 「治療に優れた医者…」の章

Ⅴ. 疾患に関する四章群
 第17章 「頭部疾患は何種類…」の章
 第18章 3種の腫脹〈浮腫〉の章
 第19章 「8種類の腹部疾患…」の章
 第20章 主要疾患の章

Ⅵ. 栄養管理に関する四章群
 第21章 8種類の望ましくない体格の章
 第22章 減量法と滋養法の章
 第23章 栄養過多〈高栄養法〉の章
 第24章 適切に造られた血液の章

Ⅶ. 飲食物に関する四章群
 第25章 人間の源の章
 第26章 「アートレーヤ、バドラカーピヤ…」の章
 第27章 飲食物の摂取規定の章
 第28章 「飲食物の種々の形状…」の章

Ⅷ. 結びの二章
 第29 章 10の生気〈生命〉の座の章
 第30 章 心臓に根ざす十大脈管の章

 索引

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