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発達障害、児童虐待、非行と向き合う
新人所員の成長物語。

表紙

児童心理司、ケースワーカー、教員の皆さん、そして、それらの職業をめざす人たちに、
児童福祉司である著者からエールを送る 1 冊


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お知らせ

読者の声

HIROKO(会社員)

入社11年目の会社員です。家族が特別支援学校の教員になったのをきっかけに、教育と福祉に関心を持ちました。子どもが接する大人は、教員と親以…

2016年12月16日

YOUJI(小学校教師)

私は小学校に勤務している教師です。実体験と重ねながらこの本を興味深く読みました。虐待という言葉を聞くとニュースになるような悲惨な事件…

2016年12月16日

元児童相談所ケースワーカー(堺市)

とても読みやすく、一日で読み切ってしまいました。 公務員で事務職員として働いていた主人公が、児童相談所に人事異動となり、新米児童福祉司…

2016年12月16日

悩める児童福祉司(豊中市)

「児童相談所ってこうなんだよ! こうでなくっちゃ!」ということが、とってもよく描かれていて、しかも、わかりやすい! びっくりの本です。児…

2016年12月16日

元児童相談所職員(横浜市)

人には、不運が重なりやすい人と、そうでない人がいる。皆、生まれた家や、生まれ持った能力の違いなど、抗いがたい運命の中で授かり分に応じ…

2016年12月16日

眠れる児童福祉司

これまで読んだ職業ものの小説の中で、最も引き込まれたのがこの本である。しかし、単なる小説ではない。児童福祉司の私の目から見ても、中身…

2016年12月16日

概要

あらすじ

三和県庁に勤める里崎は人事異動により、児童相談所勤務を命じられた。

そこで、初めて発達障害や児童虐待の実態に直面し、事の重大さに狼狽する。

次々と訪れる問題を抱えた家族や子どもたち。

先輩たちとぶつかり合い、励まされ、少しずつ成長する里崎の前に、深刻な虐待案件が待ち構えていた。

  • 児童相談所職員の仕事と心構え
  • 福祉専門機関として必要な技術、ノウハウ
  • 非行相談への支援
  • ネグレクト家庭のエンパワメント
  • 発達障害児と保護者の苦悩
  • 立入調査の現実と里親制度による被虐待児への支援 など


定価 1,944円(本体1,800円+税) 

判型   四六判 310ページ

発売 合同会社メディアイランド

発行 アイエス・エヌ株式会社  コミュニティ・パブリッシング事業部

目次
  • 人事異動
  • 言い知れぬ憂鬱
  • ケースワーカーとして
  • 小さな手のひらのために
  • 初回面接への道
  • ロールプレイ
  • 魔術師
  • 戦慄の家庭訪問
  • 頼れる女
  • 職権一時保護に向けて
  • 揺れる思い
  • SOSAを使え
  • 悲しい虐待
  • クリスマス・イブの立ち入り調査
  • 走れ! 児童相談所


試し読み (PDF)

著者

安道 理(あんどう さとし)

現役の公務員で、児童福祉司。安道理はペンネーム。

一般行政職(事務職)として地方公共団体に入庁。いくつかの部署を経て、児童相談所に異動。そこで業務内容の特殊性、危険性、そして、過酷な状況に曝される子どもたちの現実を目の当たりにし強い衝撃を受け、人生観が一変する。

異動後、ケースワーカーとして必要な面接技能等の研修を受けながら、児童福祉司免許を取得。過酷な現実に心を痛める一方で、立ち直っていく家族の感動的な姿にも触れたことで、児童相談所を最も過酷で最も感動的な職場と感じるようになる。

その本当の姿を広く伝えることで、児相の職員や、福祉をめざす若者を勇気づけ、さらに悩める親子を児童相談所に導くことに繋がると考える。

メッセージ

この物語は全国の児童相談所で日々、子どもとその家族を支えるために、必死で頑張り続けているケースワーカーや、児童心理司に対するオマージュである。

痛ましい、児童虐待に関するニュースが、マスコミで取り上げられるたびにその名が登場する「児童相談所」。しかし、児童相談所がどのような機関でどのような仕事をしているのかという詳細については、ほとんど知られてはいない。

我が身を顧みず、身を粉にして働く児童相談所職員の直向きな仕事に対する姿勢や、蓄積された独特の相談技術。そして、プロフェッショナルとしてのプライドに満ち、どんなに辛い状況に直面しても決して諦めることなくクライアント(相談者)を支え続けていこうという信念。児童相談所の職員は、そんな愛情に満ちた奮闘を続けてきた。

しかし、増え続ける虐待通告により沸騰状態にある今日の児童相談所において、職員たちはもがき苦しんでいる。彼らの苦しみは、単に虐待の急増による肉体的な疲労から生じているだけではない。もっとも彼らを苦しめているのは、キャパシティーをはるかに超えて押し寄せる膨大な数の虐待通告により、福祉専門機関として彼らが実践してきた、クライアントとしっかりと向き合い、共感しながら丁寧に行うケースワークができないという悔しさなのだ。

私は、そんな彼らの苦しみを目の当たりにし、彼らが本来熱望している熱いケースワークの物語を綴ろうと思った。なぜなら、日々、忙殺されながらも、ケースワーカーが胸の奥で必死に守り続けようとしているケースワークの魂を呼び起こし、児童相談所が本来行うべき心のケースワークの原点を思い出すことこそが、今の困難に立ち向かう最善の方法だと信じるからだ。

この物語が、全国で働く児童相談所の職員を勇気づけ、児童虐待を少しでも減らすことにがっていくことを切に願う。

2016年7月


書評とインタビュー

続編のお知らせ!

「走れ!児童相談所」の続編を著者が鋭意執筆中です。2017年刊行予定。