大阪市の教育と財産を守れ!
市立高校の無償譲渡をめぐる
住民訴訟の記録

2022年4月1日、大阪の市立高校22校が大阪府に移管され、土地・建物1,500億円も無償譲渡されます。大阪市が長年担ってきた教育行政を放棄し、巨額な財産を大阪府にタダであげていいのか! この暴挙を許してはならないと、市立校の卒業生らが差止訴訟を起こしました。
残念ながら第一審は敗訴しましたが、ただちに控訴。本書はこの問題を裁判の経緯とあわせて広く知っていただきたく、小説風の読み物として出版するものです。大阪府市の行政は様々な面で傷みが激しくなっています。本書がそれを正す運動に一石を投じることができれば幸いです。

試し読み

著者 フリージャーナリスト 幸田 泉
価格 1,760円(本体1,600円+税)
判型 四六判
頁数 240ページ
ISBN  978-4-909363-11-4
発売 2022年5月9日
発行 アイエス・エヌ株式会社
   コミュニティ・パブリッシング事業部


本書の概要

第1章の内容
住民監査請求を起こすまでの経緯について
第2章の内容
10年間の維新政治を振り返り、
高校移管の問題を洗い出し
第3章の内容
住民監査請求における論点と結果。
そこから住民訴訟へ
第4章の内容
住民訴訟の裁判の経緯が
法廷小説のように進展して敗訴
そして、次なる展開へ!


著者 幸田 泉(こうだ いずみ)

大阪府出身、大阪市在住。元全国紙記者、2014年からフリーランス。2015年、新聞販売現場の暗部を描いた「小説 新聞社販売局」(講談社)を上梓。2018年からヤフーニュース個人のオーサー。大阪市を廃止し特別区に分割する大阪都構想に反対する活動をするなど、大阪の公共政策について発信中。大阪市が市立の高校を大阪府に無償譲渡するのを「市民の財産を棄損する行為」として、差し止めを求めた住民訴訟の原告の1人。

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