差し迫る、福島原発1号機の倒壊と日本滅亡

差し迫る、福島原発1号機の倒壊と日本滅亡

震度6強で福島原発が倒壊すれば、日本は滅亡。
その回避方法を、元原発耐震の専門家が緊急提言!

福島原発の1号機は耐震機能をほとんど失っており、著者の計算では、震度6強の地震で使用済燃料プールに向かって倒壊する恐れが濃厚です。そうなれば、東日本大震災のときを超える大事故となり、日本全土が廃土と化す恐れがあります。いますぐ回避策をとらなければなりません。このことを至急、多くの人に共有していただくために本書を緊急出版しました。

福島の原発事故はまだ終わっていない。
ますます高まる危険度。

回避できるのに、なぜしないのか?

試し読み

著者 元三菱重工 主席技師 森重 晴雄
価格 1,100円(本体1,000円+税)
判型 A5判
頁数 84ページ
ISBN 978-4-88416-304-4
発売 2023年12月初旬
発行 株式会社せせらぎ出版
   コミュニティ・パブリッシング事業部


もくじ
章 福島第一の1号機の深刻な状況
福島第一の1号機の構造を簡単に説明すると
1号機は、いまどのような状況にあるのか
インナースカートの上に生じた数mmの隙間
すべて溶融していた内側のコンクリート
ペデスタル上部が約50mm沈下
大きく損傷したペデスタルの耐震性を検証
震度6強の地震で転倒の恐れのある理由
原子炉圧力容器の転倒を周辺構造部材は支え切れない
原子炉圧力容器の転倒を原子炉格納容器は支え切れない
原子炉圧力容器の転倒方向の検証
使用済燃料プールに向かって倒壊する1号機
使用済燃料プールの損傷により大惨事が発生
コラム1/東京電力の技術力不足が生んだ水素爆発
章 1号機の倒壊を防ぐ方法
修復が困難なペデスタルの損傷
原子炉圧力容器の転倒を防止する考え方
転倒を防止するための具体的な工法
転倒防止対策後に耐えうる最大加速度
危機的な状況にも腰を上げない政府
コラム2/燃料デブリを取り出す方法

著者 森重 晴雄(もりしげ はるお)

名古屋大学工学部原子核工学科(プラズマ研究所)で核融合を研究し、1979年3月に卒業。その後、大阪大学工学部土木工学科で溶接工学を学び、1981年3月に卒業し、同年4月に、三菱重工に就職。
同社では、福島第一原子力発電所1号機の耐震研究を行い、原発向け耐震構造を発案。1990年~1993年の3年間、伊方原発3号機建設の際には、機器班長として現場で陣頭指揮を執る。原子核工学と土木工学に精通し、なおかつ原子力発電所の現場のことも熟知している。
2004年、三菱重工を退職。2014年には、福島第一原子力発電所の事故処理が遅々として進まないのをみて、福島事故対策検討会を設立し、福島第一の4基の事故機の実態研究と対策立案に尽力している。

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