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2018年7月6日

門祐輔さん/京都民医連第二中央病院・元院長

お二人目は京都民医連第二中央病院の元院長で、現在は京都府綾部市の京都協立病院で医局長をされている門祐輔さんです。門先生は『走れ!児童相談所』と『走れ!児童相談所2 光に向かって』の2冊を読まれて、児童相談所の仕事は医療の仕事と共通点が多く、思わず感情移入してストーリーに引き込まれたとおっしゃっています。

児童相談所の案件の背景には貧困、失業、シングルマザーなど様々な社会問題がありますが、医療現場もよく似ていて、患者の中には病気だけでなく、社会的な問題を抱えている方もいます。そのため、医療機関も児童相談所と同様、福祉事務所や障害者職業センター、地域のボランティアなどと連携して患者に向かい合います。その様子は、門さんの著書『田中飛鳥井町 いのちのカルテ』を読めば、よくわかります。

『走れ!児童相談所』のあとがきに「増え続ける虐待への対応策として児童相談所にあまりにも多くのことを求めすぎた結果、児童相談所は、今や福祉の専門機関としての本来の機能を徐々に奪われつつある」とありますが、「医療から施設へ」「施設から在宅へ」と疲弊と矛盾が広がり激化する医療・介護の現場にも通じるとのこと。シリーズ2冊目の『光に向かって』は、ストーリー展開がますますサスペンスフルになると同時に、1冊目と同様に「途切れていた地域社会との絆をもう一度繋ぐ。それが児童相談所の本来の仕事なんです」と主人公の里崎に語らせています。

ぜひ、多くの人に読んでもらいたい小説、さらにドラマ化を期待したい小説だとおっしゃっていただきました。

 

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2018年7月6日