目からうろこの「看病お役立ちリスト」(男性・50代)
『がん患者の家族を救う55のQ&A』を読んで、うんうんとうなずける場面がたくさんありました。
例えば、看病は他人に任せず、つい自分で背負いこんでしまいがちなので、「看病のお役立ちリスト」という発想は目からうろこでした。買い物で料理でもお金の工面でも何でもいいので、少しでも手伝ってくれそうな周りの人を書き出してリストにしておくというものです。こうやって備えておけば、看病する側は楽になるし、結果的に、それが患者を守ることにもつながります。
家事を軽減させたり、得意な方に頼ったり、看病が続く日々の乗り切り方をわかりやすく簡単に説明されていて、男の私にもすごく理解しやすかったです。
私は現在、父親の介護をしています。「患者が言うことをきかないと怒っていいのか?」という項目が出てきますが、本の中には「ケンカしてください」と書かれていました。介護にも共通することだと思います。自分は介護する父親にできるだけ怒らずにきましたが、ケンカしていいんだ! これって新しい価値観だと感じました。人間すべてが完璧にはできないし、美談なんてそうそうあるものではないですよね。
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