悩める児童福祉司(豊中市)

「児童相談所ってこうなんだよ! こうでなくっちゃ!」ということが、とってもよく描かれていて、しかも、わかりやすい! びっくりの本です。児童相談所に課せられる役割が多くなる中で、児童相談所のあり方ってどうなんだろう? お役所的なところであっては決していけない、でも「子どもの命のため」とはいえ、子ども警察のようになっていいのだろうか……とずっと悶々とした思いを抱えていました。そんな中で、この本を読みました。

児童相談所には、やはり、この本にあるような熱い気持ちと、信念のようなものを持っていてほしい! そういう人がたくさんいてほしい! と強く思ったのと同時に、現在は児童相談所を離れて、児童福祉に携わっている私自身も気持ちが引き締まりました。すぐには解決しないことも多いけれど、明日からも頑張ろう! そんなふうに思える、元気がもらえるとっても素敵な本です。